スイスで行った赤ちゃんの沐浴について、進め方・やり方・使用したアイテム等についてご紹介していきます。
スイスで沐浴を行う予定の方、日本との違いを知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
- 沐浴の進め方
- 沐浴のやり方
- 沐浴の頻度
- 沐浴に必要なもの
スイスの沐浴について
スイスの沐浴はいつから始める
スイスでは、「へその緒が取れてから」沐浴を始めるのが一般的です。
※病院や助産師さんによって指導方法が異なる場合もあるかと思いますが、私が出産した病院・その後自宅でケアをしてくれた助産師(Hebamme)さんは臍の緒が取れてからの沐浴スタートを推奨していました。
生まれたばかりの赤ちゃんには外部から体を守る膜(胎脂)があるため、スイスでは生まれてからすぐに赤ちゃんを洗い流すことはしません。
そしてそのまま、へその緒が取れるまで入浴もしません。膜が守ってくれることと、感染を防ぐためでもあります。
新生児の沐浴の頻度
スイスの多くの地域は「硬水」なので、入浴しすぎるのは赤ちゃんの肌によくないそうです。
- 【新生児〜1歳】3日に1回くらい。
- 【1歳〜】:好きに入れても良いが、2-3日に1回で十分。
というのが医師&助産師さんからの指導。
息子は夏生まれで、毎日入れなくて良いのか気になり聞いてみましたが、
大丈夫大丈夫!気になるようであれば、身体を拭いてあげて!
とのこと。
毎日入れなくて良いのは、楽っちゃ楽かもしれませんね。
スイスの沐浴のやり方
ベビーバスをリビングの机の上や洗面台の上に置いて沐浴スタート。
▼Iベビーバスは、IKEAのレットサム(Lättsam)を使用。
沐浴初日は、助産師さんが手本を見せてくれ、夫が子供の身体を洗いました。
片手で首をおさえ、顔から体にかけてガーゼで優しく洗っていきます。
洗い方に関しては日本とそこまで大きな違いはないかもしれませんが、結構雑です。耳に水が入ってもOKなスタイル。笑
YouTubeで見た、日本の丁寧な沐浴とは違った!
- 初めの数週間は、ソープ不要。
- お湯の温度は約37度。
NUKの湯温計を使ってお湯の温度を測っていましたが、
慣れてきたら肘で確認するのでOKよ!
と助産師さん。
手だと熱さに慣れているため、肘で測るのが良いんだそう。
洗い終わったらバスタオルで身体を拭いて、おむつ&ボディケアをして終わりです。
また、入浴剤は使用しませんが、搾乳で余った母乳があれば入れてあげてね。とのことでした。
沐浴後のボディケア
沐浴後は、オイルで身体全体を保湿。(助産師さん、小児科の先生推奨。)
新生児から今までずっと愛用しているのは、日本でも人気の高いWELEDA(ヴェレダ)の「カレンドラ ベビーオイル」。WELEDAはスイスのブランドです!(スイスアピール)
ロングセラーとなっているヴェレダのベビーオイルは、シンプルかつオーガニックな処方で、赤ちゃんを乾燥からしっかり守ってくれます。ベタつきが少ないのも使いやすいポイント。
>>【ママ&赤ちゃん】スイスの助産師さんおすすめ WELEDA(ヴェレダ)アイテム6選
その後耳を綿棒で優しくお掃除。綿棒は、スイスやドイツで購入できる赤ちゃん用のものを使用しています。
スイスではmilette(MIGROS)、ドイツではdm(Baby love)のものを購入。
▼こんな感じ。これはドイツのdmで購入したdmブランド「babylove」もの。
ドイツの大手ドラッグストアdmは、アプリをダウンロードするとクーポンがgetできます。特にベビー用品はお得に買い物ができるのでおすすめです!
日本の赤ちゃん綿棒は細いものが一般的ですが、ヨーロッパでは太いものが一般的。細い綿棒を見つけられないくらいです。
太いタイプの綿棒は、耳の奥に入らない安心感がありますが、細かいところまで行き届かないデメリットがあります。
タオルドライが終わったら髪の毛も優しくブラッシング。赤ちゃんの髪の毛は細くて柔らかいため、絡まりやすいです。
▼柔らかいヤギの毛と天然木で出来たベビーブラシ&コーム。プレゼントにもおすすめ。
沐浴に必要な実際に使ったもの
ベビーバス
先程もちらっと出てきましたが、我が家で使用したベビーバスはIKEAの「Lättsam レットサムベビーバス」。
お値段なんと…税込¥999!!(2024年10月現在の日本での価格。)安い〜!
沐浴って1ヶ月くらいだよね。これで十分!
と思って購入しましたが、ユニットバスな海外のお風呂事情に面倒臭さを感じて、7ヶ月くらいまで沐浴スタイルで洗ってました。
元は取れたけど、こんなに長くなるとは…
そんなに長くなるのであれば、折り畳み式のベビーバスを買っても良かったな…と思っています。ベビーバス、なかなか嵩張るんですよねぇ…。
▼折り畳み式ベビーバスはこんな感じのものです。
ストッケの折り畳み式ベビーバス(フレキシバス)は、
- 折り畳みが出来る(場所取らない!)
- 底に排水プラグが付いている
- 沐浴用途以外にも使用できる
かなり優秀。第二子があるならば検討したい商品です。
ストッケ(STOKKE)の商品は、どれもシンプルでお洒落なデザイン、機能性が良くて造りもしっかりしている。店頭に行くといつも目がいってしまうのはストッケの商品なんですよね。
NUK 湯温計
€5くらいで購入した、NUKの湯温計。
湯温計はそこまでこだわらなくて良いかな。と思っています。
助産師さんに、肘で温度確認してOKと言われたくらいなので…。でもひとつあると安心。
ヨーロッパでは比較的手に入りやすいNUKですが、日本ではNUKの湯温計の取り扱いがないようです。
ガーゼ
赤ちゃんの定番アイテムとも言えるガーゼ。
沐浴以外にも使える万能アイテムなので、何枚あっても困りません。
サイズを豊富に用意しておくと、とても重宝します。
ガーゼはヨーロッパでも購入可能。ベビーコーナーへ行けば必ずと言っていいほど置いてあります。(ドイツ語も日本と同じ「ガーゼ(Gaze)」という名称です。)
ベビーソープ
初めの数週間はベビーソープは不要と言われましたが、
出産準備の時点でスイスのスーパーMIGROSでmiletteの商品「BABY WASH&SHOWERGEL」を購入。
あまりこだわりなく購入しましたが、香りが好みです。内容量は300mlで、1本なくなるのに結構な時間がかかりました。
日本の友達にプレゼントしてもらって嬉しかったのは、ママベビー スペシャルキット。無添加のシャンプー、ボディソープ、ベビーソープ、ベビーオイルの4本セット。ボトルがとにかく可愛くて、旅行にも持ち運びしやすいサイズ。
オーガニック成分を使用しており、新生児の赤ちゃんにも安心して使える処方です。
▼普段使い用にぴったりな、500mlの大容量サイズ。このボトルに詰め替えて使いたくなるくらい可愛い…。
【2024年10月追記】現在は、iHerbの以下の商品を使っていて、どちらも赤ちゃんから使える商品です。
バスタオル
我が家では4枚、赤ちゃん用のバスタオルを用意しました。ヨーロッパでは毎日沐浴をしないこともあって、そんなに枚数は要りません。
ZARA HOME、IKEA、今治タオル、ブランド不明の4種類。
日本の友人にプレゼントしてもらった今治タオルはダントツでふわふわ。
スイスに移住して、改めて感じる今治タオルの良質さ。嵩張るけど、日本で買って帰りたくなる…。
スイマーバ
沐浴に不必要ですが、赤ちゃんのバスタイムに使用したアイテム「スイマーバ」。
7ヶ月頃まで沐浴スタイルでしたが、余裕がある時は大人と同じバスタブで一緒に入浴。(大人と入浴するのは生後1ヶ月以降です。)深いのが怖いのか、泣くことが多かった息子。
しかし、スイマーバでぷかぷか浮かんで楽しそうに泳いでいることも。
この姿が本当に可愛い!!!尊い!!!
スイマーバは、赤ちゃんの全身運動にもなるため、ぐっすりと眠りにつくことができます。
安全面を考慮して、スイマーバは正規品がおすすめです。
スイスで沐浴をやってみて
日本とは違うかも?と感じるスイスの沐浴の特徴は、
- 臍の緒が外れてから沐浴スタート
- 沐浴は毎日しない(3日に1回)
- 初めの数週間はベビーソープ不要
- 母乳が余っていたら入浴剤代わりに
- お湯の温度は37度
地域や先生によっても指導が違うと思いますが、私がスイスで行った沐浴はこんな感じでした。
初めは緊張して必死だった沐浴でしたが、今となっては良い思い出。沐浴で見る一瞬一瞬の愛らしい姿はたまりません。
海外での幼児の入浴についてもまた更新していきたいと思います!