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【海外出産】スイスでの妊娠記録② | 妊娠中期〜後期

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海外出産&育児

スイスでの妊婦生活もいよいよラストスパート。
出産前ではありますが、妊娠中期〜後期の全ての妊婦健診が終了したので、健診のことや出産前にすべきこと、スイスでもらえるものについて記していきたいと思います。

日本のように生まれるまで健診が続くと思っていたのですが、スイスではある程度の健診までで終了し、あとは出産に控えるのみです。初めての出産が海外なので、日本でご経験がある方はぜひ日本との違いを比べてみてください。

スイスでの妊婦健診

前回、妊娠初期〜中期についての記事に健診内容を記したので、今回は続編の妊娠7ヶ月(6回目)健診から妊娠10ヶ月(9回目)についてです。

6回目の健診〜妊娠7ヶ月(26w1d)〜

妊娠7ヶ月頃から一気にお腹が出てきました。
日本では、妊娠7ヶ月(24週)からは健診が2週間毎とのことですが、スイスでは7ヶ月に入っても変わらず月に1回です。

新型コロナウイルスの影響で、引き続き妊婦本人のみの通院。

【健診内容】
・体重測定
・血圧測定
・血液検査(糖分)
・超音波検査(エコー)
・予防接種

今回の血液検査は、血液中の糖分値を測るもの。
前回の健診の際に、”前日22時から飲食NG(水はOK)”というアナウンスがありました。朝一の予約だったので、全く苦ではなかったです。(いつもの血液採取より針が太かった。)

その他、「百日咳」の予防接種の案内をされました。
幼少時に日本で受けていますが、再度予防接種が必要とのこと。

そして私自身が予防接種を受けることにより、赤ちゃんが母乳から抗体をもらえるそうです。予防接種については即決し、その場でワクチンを打ってもらいました。その日1日と翌日は、腕が筋肉痛のように痛かったです。
※後日、夫も百日咳予防接種を受けました。

7回目の健診〜妊娠8ヶ月(30w0d)〜

妊娠後期に突入。妊婦健診は変わらず月1です。

【健診内容】
・尿検査
・体重測定
・血圧測定
・超音波検査(エコー)

私も先生もお互い気になることも特になかったので、さくっと終了。赤ちゃんが大きくなっているので、エコーが見づらくなってきました。

コロナで産院の見学予約が取れない状況が続く。

8回目の健診〜妊娠9ヶ月(33w6d)〜

健診は月1ペースのまま。コロナの影響で妊婦以外の来院が禁止されていましたが、この日の健診から夫の付き添い可能となり、夫歓喜!笑

今回は様々なチェックがありました。

【健診内容】
・尿検査
・体重測定
・血圧測定
・血液検査(ボトル3本分)
・膣内チェック
・超音波検査(エコー)

エコーでは赤ちゃんの頭が下を向いていることが確認できました。

健診の2-3日前に、変な姿勢をしたのか腰を痛めました。(ぎっくり腰?!)
それから数日間は腰が痛く、動くのが辛かったので先生に相談。薬局で買えるおすすめの商品を教えていただきました。
それがこちら。「ThermaCare」

Made in USAの商品です。

腰全体に巻きつけるタイプのもので、ホカロンのような温かさ。1日1枚、8時間の着用です。
4枚入りで35CHF。コスパは、まあまあですね。しかし、これを使用して腰に負担をかけないように過ごしていると、腰の痛みがなくなっていきました。よかった〜。

妊娠後期になるとお腹が大きくなり腰に負担がかかりやすいことと、出産に向けて骨盤が緩んできていることから、普段以上に腰を痛めやすいそうです。

9ヶ月後半に産院見学へ。やっと産院を決めることができて一安心。

9回目の健診〜妊娠10ヶ月(37w0d)〜

臨月、最終の健診です。冒頭に書いたように、妊婦健診は赤ちゃんが生まれるまで続くものだと思っていたらそうではないようです。

日本では妊娠24週から健診が2週間に1回、36週からは1週間に1回となりますが、スイス(私の通う婦人科)では初回を除き、1ヶ月に一度の通院でした。

臨月に入って変わった体調の変化は、体が疲れやすい、たまに腰が痛い(生理痛のような痛み)、浮腫みやすい、お腹が張りやすくなった 等です。

以前から胸の下あたりが姿勢によっては痛く、その痛みは継続中です。内臓が圧迫されているために起きている現象で、出産まで続くとのこと。

そして、お腹の中の赤ちゃんは以前に増してアクティブに。波打つような胎動を目でも確認することができます。

【健診内容】
・尿検査
・体重測定
・血圧測定
・血液検査(ボトル2本分)
・超音波検査(エコー)

以上が最終の健診内容です。
臨月(正期産)に突入しているので、内診等の詳しいチェックがあるかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。日本の情報や口コミを見ていると、子宮口がどのくらい開いているかや赤ちゃんの頭が下がってきているか等のチェックがあるとのことで、どのくらいお産に近づいているか知れるんだと、健診に行く前はワクワクしていました。

先生から伝えられたことは

  • 今日から予定日まで生まれる可能性がある(3週間)
  • 陣痛や破水が来たら出産予定の総合病院へ連絡
  • 予定日を過ぎても生まれなければ、総合病院で診てもらう(事前予約が好ましい)
  • 赤ちゃんが生まれたらその6週間後に来院
  • 鉄分、ビタミン&葉酸のタブレットは引き続き摂取
    (マグネシウムは脚が攣った時のみ)

時が来たら生まれるわよ!というスタイル。先生が問題ないと判断してくれているので、心配せずにスイススタイルで出産に臨みたいと思います。

スイスの産院見学

9ヶ月後期に予約ができた産院見学。

私たちは自宅から車で10分圏内な3つの産院(総合病院)から選びました。どこを選んでも間違いなく安心して出産できる病院なので、院内の雰囲気を重視することに。バースプランが明確に決まっている方は産院選びがスムーズかもしれません。

軽く説明を受けてから院内見学という簡単な流れでした。10分くらいで終了です。(検討していた病院の1つは、今もコロナの影響から見学不可能だった為、選択肢から外すことに。)

院内の見学は、個人見学やグループでの見学ツアーがあったりします。
今回は個人での見学となり、ドイツ語が話せない私のために英語にて説明をしてくださいましたが、定期的に開催されているグループ見学ではドイツ語/英語でのツアーがあります。英語枠はドイツ語枠に比べて限られているので、早めに計画をしておいた方が良いかもしれません。(私の行った病院の英語でのグループ見学は月に1度)

出産まで残り1ヶ月という短い期間の中でも受け入れてくれることに安心しましたが、コロナの影響がなければ、もう少し早くに決定したかったのが本音です。

スイスの両親学級

スイスでは母親学級ではなく、両親学級と呼ばれています。

こちらもコロナの影響でクラスの中止が続いて受けられなかったのですが、夫から”両親学級は受けるべき”という強い要望があったので、個人レッスンを予約して受けてきました。

本来であれば1日がかりとのことですが、今回は3時間でのレッスン。
内容は、実践ではなく知識を身につけるものでした。(妊娠時期や場所によって内容が異なるかもしれません。)

主には赤ちゃんの出生から出産前後に気をつけることなど。
赤ちゃんがどんな体勢で生まれてくるのか、出産時に私の体はどのように変化するのか等の説明がありました。

また、呼吸法についても説明があったのですが、

大きく1回吸って大きく1回はくというのをリラックスしながら行うとのことでした。

勝手なイメージで、出産時の呼吸法は「ヒッ・ヒッ・フ〜(2回吸って1回はく)」なものだと思い込んでいました。

出産について”どうにかなるだろう”と思っていたものの、実際には知らないことが多く、とても勉強になりました。出産前に両親学級を受けておいて良かったです。

料金はCHF350-。そのうちのCHF150は保険会社から、CHF200は自己負担です。

両親学級に関しても英語でのクラスがあるので、ドイツ語が話せない私はとても助かりました。

日本の骨盤ベルト

腰が痛くなり始めた後期に、骨盤ベルトを購入しました。
もっと早く購入しても良かったのかもしれませんが、悩みに悩んで日本の物を購入したため、少し時間がかかってしまいました。

スイスにも骨盤ベルトが売っていますが、口コミ等がなく、詳しい情報がわからずで、産前産後の骨盤ケアに関して重要だと考えた私は日本の商品の購入に至りました。

私が購入した商品は日本でも人気なワコールの骨盤ベルト「ワコール マタニティ 産前&産後 骨盤ベルト MGY690」

  • 日本製で安心できる
  • 産前だけでなく産後まで、長期に渡って使用できる
  • 通気性が良い
  • ずれにくい

等の理由から購入を決めました。

”付けていてもストレスにならない快適さ”が大事だと思っています。
ずれてきたり、蒸れやすく不快になったりするだけでストレスになってしまいます。。

迷われている方がいたら、ワコールの産前産後骨盤ベルトはおすすめです!

↑ワコールの公式サイトからのリンクになるので、確実な正規品・新しいモデルを安心して購入できます。

カラーは他の服に響きにくいベージュを選びました。産後は特に骨盤が緩みやすいので、洋服の下にこっそり忍ばせようと考えています。

スイスで貰えるもの、貰えないもの

母子手帳

健診2回目くらいの時に、「Mutterpass」という、日本でいう母子手帳のようなものが貰えます。(写真右)
日本の母子手帳と違うところは、”妊娠期間のための手帳”というところです。出産後の赤ちゃん等について記入する欄はありません。基本的には婦人科の先生が記入するもので、体重や血圧、検査結果などが簡単に記されています。

また、在スイス日本大使館に行った際に、日本の母子手帳もいただきました。(写真左)
20歳になるまで記すことができる母子手帳です。スイスにいても日本の母子手帳を手にすることができてとても嬉しいです。

マタニティマーク

これはスイスで貰えないものです。
スイスにはマタニティマークのようなものが存在しません。目で見て妊婦だとわからない限り、周りの方に配慮いただくのは難しいです。

妊娠初期のつわりで辛い時には、優先席に座って良いものか、常識のないアジア人と思われてしまうのではないかなどと考えたりしていました。

夫にマタニティマークのようなものはないのかと聞くと、「そんなのが存在したらみんな付けちゃうんじゃない?」という返答が。笑

しかし、お腹が大きくなり、目で見て妊婦とわかるようになってからは、スイス人の優しさに沢山触れました。
わざわざ話しかけにきてくれる人や、席を譲ってくれる人、お店では店員さんがベビーグッツの場所を教えにきてくれたり、エレベーターの場所を案内してくれたり。こちらが伺わなくても、そういった行動をしてくれたことがとても嬉しかったです。

また、ラッシュ時間を除けば日本のような満員電車も少ないので、快適に過ごすことができます。

無料でもらえるママBOX

6回目の健診の際にいただいたママBOX。中にはママ&赤ちゃんが使えるサンプル品などが詰まっています。

NIVEA babyミニセット、ヴェレダオイル、靴下、哺乳瓶、オムツ、シリアル・・etc

ヴェレダのオイルは日本語表記あり。

その他、沢山のチラシやクーポンが入っています。

ベビーショップやオンラインショップなどのクーポンも入っていたりするので、ベビー用品などを購入する前に要チェックです。スイスの有名どころのショップは網羅してそうです。

実際にオーダーしたもののほとんどがクーポン適用となりました。
※事前購入品については別記事にしていきます。

おわりに

スイスでの妊娠中期〜後期は以上になります。

コロナの影響で思うように進まなかったことも多いのですが、無事に準備も整いここまでこれたことに安心しています。

日本で妊婦健診を受けたことがないので違いが明確にはわからないのですが、友人から話を聞く限り、スイスの妊婦健診は日本のものより淡白に感じました。健診回数が少なく、健診時間も短いので、良く言えば楽なのかもしれません。

妊娠初期は不安な気持ちがあったりしましたが、胎動を感じ始めてから毎日赤ちゃんが元気であることが確認できて安心して妊婦生活を送ることができています。あとは無事に出産を終えるのを待つのみです。

コメント

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