ヨーロッパで、A&B型ベビーカーと機内持ち込みサイズのセカンドベビーカーを購入しました。
自身の体験談とともにヨーロッパのベビーカー事情についてお伝えしていきます。
【購入歴】
- A型&B型ベビーカー(出産前)
- 機内持ち込み可。軽量コンパクトベビーカー(生後8ヶ月頃)
ヨーロッパでのベビーカー選びに悩んでいる方は参考にしてみてください。
- A・B型必要なベビーカー
- ヨーロッパで買える機内持ち込み可のコンパクトベビーカー
- スイスで人気のベビーカー
- 日本一時帰国で利用したいベビー用品のレンタルサービス
ヨーロッパで選ぶベビーカー
子育ての必需品、ベビーカー。
情報が溢れている現代だからこそ悩んでしまったり、価格、デザイン、機能…、全てがマッチするものを選ぶのはなかなか難しかったりします。
私の中のベビーカーの印象って、完全にB型ベビーカーだったんですよね。
調べていくうちに、あぁこんなの(A型)もあったかも…と思い出しました。
そう、ベビーカーには二つのタイプがあります。
- A型ベビーカー(新生児〜生後6ヶ月頃まで)
- B型ベビーカー(生後6ヶ月頃〜)
A型はずっしりとしたモデルが多く、B型は軽量モデルが多いです。

A型を使う期間って短いよね
AB型という一台二役の便利なモデルもあります。
私がヨーロッパでベビーカーの購入に至るまでは、SNS徘徊(インスタグラム、YouTube)、ネット検索、ベビーショップを6店舗訪れました。
日本でも販売のあるベビーカーだと、日本語でレビューを調べられるメリットがありますよね。

ベビーカーを決めるのって、想像以上に悩む
こんなベビーカーが欲しい
- 持ち運びしやすい軽量コンパクトベビーカー
- A型とB型、両方使える物
残念なことに、ヨーロッパでこの願いを叶えてくれるベビーカーは、かなり少ない。

日本には軽くてコンパクトなベビーカーが沢山あって、羨ましい!
日本では海外モデルが流行ったりしますが、海外に住んでいると、日本の商品が輝いて見えるんですよね。
- ヨーロッパでは石畳の道が多いため、大きくて安定しているベビーカーが主流
- 移動時も混雑が少ない
という理由から、コンパクトなものが流行っていないそうです。
スイスには改札がほとんどないため、幅を気にする必要もありません。
お店で聞いて回るも、一番コンパクトなモデルでも、とにかく大きくて重い。
結論として、ヨーロッパでAB型軽量コンパクトベビーカーを購入するなら、BABY ZEN YOYO2 0+6+一択になるかと思います。
ヨーロッパでは軽量やコンパクトモデルの選択肢が少ないので、
日本一時帰国で持ち込むことを考慮し、
「日本の改札を通れる大きさ」
というのを、前提として選ぶことにしました。
スイスで人気のあるベビーカー
スイスで人気のベビーカーブランドは、
- ABCデザイン
- STOKKE
なんだそうで、実際に街に出てみてもよく見かけます。
ドイツのブランド「ABCデザイン」は、スイス人ママさんたちにお勧めされましたが、大きくて持ち上げられる自信がなかったので私には向いていませんでした。
が、しかし、
日本のABCデザインは違った。
取り扱いモデルは少なく、以下の二種類のみなのですが、
どちらも新生児から幼児まで使用可能なAB型のコンパクトモデル。
これはかなり魅力的です。
- ZEPHAIR (ゼフエアー) →新生児〜22kg
- Pupair (ポップエアー)→新生児〜15kg

なぜこんなに優秀なモデルが本場で売っていないの…
ヨーロッパで購入できるのであれば、ABCデザインのゼフエアーを選んでいたかもしれません。コスパも良い…。
ノルウェー生まれのSTOKKE(ストッケ)の特徴的なベビーカー「ストッケ エクスプローリー X」も、新生児から22kgまで使えるモデル。
高さがあるため、赤ちゃんとの距離が近く、赤ちゃんが安心できる構造となっているそうです。レストランでも、同じ目線で食事ができて、お互い安心ですね。
デザインもシンプルで洗練されています。
性能も文句なしですが、お値段は少々お高め。
A型&B型ベビーカー「Chicco Trio Best Friend Light」
私がヨーロッパで初めに購入したのが「ChiccoのTrio Best Friend Light」。
日本でも人気のChicco(キッコ)ですが、このモデルは日本では販売されていません。
購入先は、ベビー用品販売店「MAC BABY」(チェーン店)。
MAC BABYでは定価より少し割引されていたのと、クーポンがあったのでお得に買い物ができました。
スイス在住の方へ
BIG BABYのクーポン券が、国からもらえるママボックスに入っていました。
その他のベビーショップのクーポン券も入っていると思うので、ベビーカー購入前にぜひチェックしてみてください。
Egerkingen店では、目の前のマクドナルドで商品を購入した場合にも、レシートに10%OFFクーポンがついてきます。(ママボックスのクーポンと併用はできません。)
さらに、MAC BABY Egerkingen店と同じ建物にあるSUBWAYでサンドイッチを注文したところ、妊婦さんだからと割引をしてくれました!(常に行っているかはわかりません。)
Chicco Trio Best Friend Lightの特徴
私の希望を伝えたところ、店員さんにおすすめされたのが「ChiccoのTrio Best Friend Light」(以下Best Friend)。
ChiccoのBest friend は、
- A型(新生児〜9kg/6ヶ月頃まで)
- B型(6ヶ月頃〜15kg/3歳頃まで)
- ベビーシート(新生児〜13kgまで)
- キャリーコット
- レインカバー
がセットとなっています。
A型、B型、ベビーシート全てをキャリーコットへ付け替えられるのがとても便利です。
ベビーシートに関しては、車で寝ちゃったりしてもそのまま運ぶことができますね。
Best Friendは、ヨーロッパのベビーカーの中ではコンパクトモデル。
一度家に帰って悩んだものの、以下の理由で購入に至りました。
- 信頼できるブランド
- 全てセットのため、一度の購入ですべて揃う
- 取り外しが簡単
- B型の際に前向き・対面に対応
- ヨーロッパの中ではコンパクトなベビーカー
B型シートは、前向きと対面、どちらも取り付けが可能。
ヨーロッパで見たコンパクトモデルベビーカーは、前向きのみ対応の物が多かったため、高ポイント。
Best Friendは毎年デザインや色が変わるので、ネットで去年のモデルを調べてみると、安くて気に入るカラーがあった!なんてことがあるかもしれません。
Chicco Trio Best Friend Lightのメリット&デメリット
私が思う、Best Friendのメリットとデメリットは以下の通り。
▼1歳になる息子が乗っている写真。(B型)

日よけが深いので、夏の強い日差しからもしっかり守ってくれます。
ベビーカーの下のカゴも広くて大きいので、荷物がたっぷり入ります。ハンドルにフックをつけて荷物をぶら下げる分にも、問題ありません。
現在はセカンドベビーカーに付けていますが、リッタグリッタのベビーカーフックとブランケットクリップ(ブラック)を愛用中。
一目惚れしてヨーロッパでも探したのですが、スイス周辺で購入できるところが見つからず、日本から送ってもらいました。
Best Friendはベビーカーの重さがある分、安定感があります。
新生児〜6ヶ月頃の赤ちゃん用なので、「安定感」は重要になってくるかもしれません。
しかし、A型ベビーカーを使う期間は約半年間なので、結構短いです。
新生児の頃は家で寝ていることが多かったり、家を出ても近所が多かったり。
いっそのこと、抱っこ紐があればA型ベビーカーを買わないという選択をする方も中にはいるかもしれません。
抱っこ紐との併用
ヨーロッパで購入した抱っこ紐は、日本でも定番のエルゴベビー(Ergobaby) オムニ360腰ベルトのおかげで肩に負担がかかりづらく、かなり快適です。
洗濯機で丸洗できるのも◎
抱っこ紐はぐずった時にも大助かりなので、ベビーカーと併せて必需品アイテム。
セカンド抱っこ紐は購入していませんが、エルゴベビーだけで全く不便することなく、私はエルゴ1本で良かったと思っています。
日本であれば、必要な時にA型ベビーカーのレンタルすることも可能。
ベビレンタでは、
A型ベビーカーのレンタル料金が
1週間:1,980円(税込)〜
1ヶ月:3,680円(税込)〜
など、格安なものも多く、人気ブランドが揃っているのも安心です。

セカンドベビーカー「Cybex LIBELLE -サイベックス リベル-」
ここからが私の本命、生後半年経ってから購入したセカンドベビーカー「Cybex リベル」。サイベックスはドイツ生まれのブランドですが、日本でも人気がありますね。
今までのベビーカーに対する不満
6ヶ月頃からB型ベビーカーになり、外出も増えてきました。
- 車のトランク一杯にベビーカー
- 電車での移動が多い
- 家を出るときの階段10段の上げ下げがつらい
- その他、上げ下げをするシーンが増えた
環境がまた少し変わってから、ベビーカーの「重さ」が以前より気になるようになりました。
子供と荷物を抱えて10kg強のベビーカーを持ち上げる日々は、徐々に負担に。
家を出る時の階段さえなければ、Best Friendだけでも満足していたかもしれません。
機内持ち込み可のベビーカー
日本一時帰国の際にも、
ベビーカーを預ける→借りる→返却→抱っこ紐と荷物
という煩わしさがあり、機内持ち込みできるサイズであれば、そのまま搭乗できる魅力が大きかったです。
せっかくのセカンドベビーカーなので、機内持ち込みサイズに限定して探すことに。
機内持ち込みとして持ち込めるB型ベビーカーで、ヨーロッパで買えるのは以下の2種類。
飛行機によって機内持ち込みサイズが変わりますが、この2種類であれば、規定のサイズをクリアするはずです。
セカンドベビーカーを選びながら思ったのが、

初めからBABY ZEN YOYO2 0+6+を買っておけば良かった…
近くでベビーゼンを扱う場所がなかったため、購入をパスしました。
生活スタイルによって必要なベビーカーも変わってくると思うのですが、
私の場合は「コンパクトで軽量」というのがどうしても譲れないポイントだったらしく、初めからこれに気づいていたら二度も買う必要がなかったです。
さて、セカンドベビーカーとして考えているCybexリベルとベビーゼンYOYO2 6+の価格差は倍以上。
セカンドベビーカーであり、使う期間もそれほど長くないことと、レビューの良さから、コスパの良いCybexのリベルを選びました。
観光客の集まるマヨルカ島へ行った際も、BABY ZEN YOYO2やCybexリベルはよく見かけました。機内持ち込みできるので、旅行には持って来いですね。
Cybexリベルの特徴

とにかくコンパクトで軽い
めちゃくちゃコンパクトになる!機内持ち込みサイズで、自転車のカゴにも入ってしまう大きさです。
ベビーカーってこんなに小さくなるんだ…と驚きました。
▼リュックとさほど変わらない大きさです。

折りたたむのも開くのも、本当に簡単。
軽量モデルで、重量は5.9kg。あまりに軽いと想像していると、重く感じるかもしれませんが、女性でも楽々運べる重さです。
私は、今まで使っていたベビーカーの約半分の重さになりました。これはかなり大きいです。
使用対象年齢は、生後6ヶ月〜22kg。B型ベビーカーです。
▼我が家が購入したのはこのモデル
▼2022年最新モデルはこちらです。
デザインが変わり、好みも分かれそうですね。
▼なぜか、バンパーバーは別売り。
以前のベビーカーに比べて、断然コンパクトなので、車や収納スペースがガラリと空いて感動です。
Cybexリベルのメリット&デメリット
私が思う、Cybexリベルのメリットとデメリットはこちら。
▼1歳の息子が乗っている様子。色は、ソーホーグレーです。

日よけが浅く、荷物の収納スペースが狭いです。
ハンドル部分に重い荷物を引っ掛けるとひっくり返りそうになるので、これも注意が必要。
また、リクライニングの調整が簡易的で、調整しづらいのが欠点に感じています。

デメリットばかり挙げてしまいましたが、小回りがきいて片手で操縦できるのはかなりストレスフリーです。
初めて街で走らせた時の滑らかさには感動しました。
Cybexリベルは、とにかくコンパクトかつ軽量モデル。電車移動が多い方や、ワンオペが多いの方、コスパの良いB型ベビーカーを購入したい方におすすめです。
安定感を取るのであれば、軽量コンパクトモデルはあまり向いていないかもしれません。
日本帰国時にベビーアイテムをレンタル
一時帰国や里帰りの際には、沢山の荷物えを運ぶよりもレンタルしてしまった方が楽だな…と、経験上感じています。
日本一時帰国時のベビーカー
生後4ヶ月の時に、A型ベビーカーを持って日本へ一時帰国。
機内に持ち込めないサイズのベビーカーは無料で預かってもらえます。
航空会社によって変わりますが、
- ベビーカーを飛行機搭乗直前まで持っていける
- 預け入れ荷物としてチェックインカウンター事前に預ける(その後航空会社のベビーカーをレンタルする)
など様々です。
私の場合(スイス航空:チューリッヒ-成田間)は後者で、チェックインカウンターで預けて、航空会社のベビーカーをレンタル。(無料)

預けたベビーカーは、現地でスーツケースと同じようにレーンに流れてきました。
カートに大きなスーツケース2つ、小さいスーツケース1つ、A型ベビーカー一式と息子を抱えながら1人で運ぶのはなかなか大変。
A型ベビーカーは片手で操縦が難しい。抱っこ紐で頑張って帰国し、ベビーカーは日本でレンタルするのが私にとって楽だったと感じました。
B型ベビーカーであれば持ち込んでも良いかもしれません。
ベビー用品をレンタルできる「ベビレンタ」
日本でベビー用品をレンタルするのであれば、先ほどもチラッと出てきた、ベビレンタというサイトの使い勝手が良さそうです。
「ベビレンタ」の特徴として、
- 業界トップクラスの品揃え
- ほとんどが最安値
- 人気のブランドが揃っている(お試しで使いたい場合にも◎)
- 前日10:00までの翌日に到着する
レンタルできる商品の幅がとにかく広い。日常で使うアイテムは全て揃っています。
- ベビーベッド
- チャイルドシート
- ハイローチェア
- バウンサー
- ベビーチェア
- ベビーカー・バギー
- 抱っこ紐・おんぶ紐
- ベビーゲート・ベビーサークル
- おもちゃ・ベビートイ
- ベビースケール
- お風呂グッズ
- 産着・着物・祝い着
- ベビーモニター
すでにレンタルされているものは、「レンタル中」とネット上に表示されているのもわかりやすいです。
ベビー用品はどれも嵩張るので、いちいち運ぶ煩わしさがなく済むのはとても助かります。
海外在住の方の赤ちゃん連れ一時帰国の際には、色々と揃えなければいけないものが出てきますが、
頻繁に帰国の予定がある場合や長く使えるものに関しては日本で購入した方が安く、使える期間が短いものに関しては借りてしまうのが楽ですね。

2023年7月追記
ここまでで記事は終わっていたのですが…リベルに重いものを載せすぎたせいか、一つのタイヤが怪しくなってきたので、3歳を手前にして「babyzen yoyo2 6+」を購入しました!
この年齢でベビーカーを購入するか本当に悩みましたが、まだお昼寝をしたり、遠出をすることも多いので、ベビーカーはもう少し必要だと判断。
リベルを再購入しようかとも悩みましたが、日本に一時帰国するタイミングもあって、babyzen yoyo2 6+を日本で安く購入でき、使わなくなったらスイスでも良い値段で売れるため、購入に至りました。
リベルとの比較としては、
【リベル】コンパクト、低価格、軽い
【ベビーゼン】安定とスムーズさ、デザイン(カラーバリエーションが豊富、質よし)
パッと思いつくのは以上のことです。
にしても、ベビーゼンも以前よりお安くなりましたね。
おわりに
軽量ベビーカーはとにかく移動が楽で、大きめのベビーカーは安定感があります。
生活スタイルや環境によって、選ぶベビーカーが変わってくると思いますが、自分の中で大切なものは妥協しない方が良いです。
我が家はベビーカー二台になってしまいましたが、用途によって使い分けることが出来るので結果オーライと思うようにしています。
ベビーカー購入の際は、店頭で実際に商品を試してから購入することをおすすめします!
ベビーカーは子育ての大きな手助けとなり、毎日の相棒にもなります。お気に入りのベビーカーと一緒に快適な時間となりますように。
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