海外移住をした人に訪れる、美容院問題。
海外で納得のいく美容院を探すのは、日本にいる数倍ハードルが上がりますよね。(日本の美容技術の高さは世界に誇れるレベルですし…。)
私は現在、ヨーロッパで買える市販のヘアカラー剤を使ってセルフカラーをしています。
完全に納得のいくものには出会っていないのが正直なところですが、ヨーロッパで使ってみたヘアカラー剤3種類について、失敗談を含めながらご紹介していきます。
ヘアカラー剤迷子の方は、参考にしてみてください!
セルフカラーに至るまで
日本に住んでいた頃は毎月美容院へ。
「セルフカラーなんて、高校生がやるもの!」
なんて思っていましたが、海外に暮らし始めてからは市販のヘアカラー剤にだいぶお世話になっています。
アメリカ(ロサンゼルス)留学時代は、日本のヘアカラー剤を使用したりや日系サロンへ行ったりしましたが、現在私の住むスイス・バーゼルには日系サロンがありません。
そして、日本のカラー剤も一般的には手に入りません。
スイスに移住したて頃は結婚式も控えていたので、ひたすらウェブやインスタでの美容院リサーチ。
(チューリッヒやジュネーブの方であれば、日本人の美容師さんがいらっしゃるようです。)
スイスでも中には良い美容院もあるはず!と意気込んで、バーゼルの街に出て直接美容院探しをしてみることにしました。
▼私の要望

プリンを無くして少しトーンダウンをしたい。難しいようならリタッチだけでも。
※プリンとは、地毛部分が伸びてきていることの意味です。
私の髪色:明るめの茶色
どの美容院からも揃って以下の回答。

美容師さん
一度全頭ブリーチしてから色を入れるよ〜
ぜ、全頭ブリーチ…!!!
日本では通常のカラーでリタッチ等してくれるのですが、そうもいかないようです。
「海外のブリーチはものすごく傷む」と言うのを日本の美容師さんに聞いていたのと、ブリーチした上で好みのカラーになるのか、いまいち信用ができなかったので、
悩んだ末に、セルフカラーをすることに決めました。
スイスの美容院の料金はブリーチとカラーで2万円くらいが平均でした。
チップに決まりはありませんが、気持ちで10%くらい渡す人が多いようです。
ヨーロッパで購入できるカラー剤
ここからは、実際に私がヨーロッパで使用したヘアカラー剤について、ご紹介していきます。
ヨーロッパ人とアジア人は髪の毛の色素が違うため、パッケージ通りの色味にならないこともしばしば。色味は諦めて、明るさのレベルで選ぶことが多いです。
①ロレアル「EXCELLENCE Creme」
フランス生まれの世界最大の化粧品会社、ロレアルの商品「EXCELLENCE Creame」。
数回リピートしたカラー剤です。
EXCELLENCE Creameを選んだのは、
- 知っているブランドで安心できる
- 色のバリエーションが豊富
といった理由から。
<色のバリエーション>
- ブロンド(13種類)
- ブラウン(16種類)
- レッド(4種類)
- ブラック(4種類)
計37種類とかなり選択肢があります。
<1箱あたりの価格>
スイス:CHF8.60
ドイツ:€5.95
※スイスはManor、ドイツはdmの価格を参考にしています。
スイスにあるディスカウントショップ「OTTOS」に置いてある時は、約半額のCHF4.95で購入できます。
今までリピートしたのは以下の二種類のカラーです。
■BLOND 7


■DUNKEL BLOND 6


6で染めると、思いの外暗くなってしまったので、その後は7にトーンアップをしてみました。ダークブラウンが好きな方には丁度良いかもしれません。
【中身】
カラー剤、トリートメント、手袋、説明書

日本のカラー剤と同じような手順で染めていきます。
カラー剤の先端がブラシ型になっているので塗りやすいです。
もっと塗りやすさを求める方は、事前にハケを購入しておくと良いかもしれません。

カラー剤によっては、ボトルの先端がブラシ型ではなく、穴が一つのものもあるので、ご注意ください!とっても塗りづらいです。
EXCELLENCE Creameの色味は、明るい色だとややオレンジ寄りになります。
直後は少し髪の毛がきしみましたが、数日後いつものヘアケアで復活。
▼10年以上愛用している最強オイル
ドイツのアマゾンは、スイスへも配送をしてくれます。
\スイスへ発送可能/
>>Amazon.deでモロッカンオイルを見る
②ロレアル「イノア(iNOA)」
続いても、ロレアルの商品です。

サロン専売品を自宅で使えば、サロンクオリティに仕上がるのでは?
と思ってチャレンジしたのが、サロン専売品のイノア(iNOA)。
iNOAは世界で話題となっている傷まない最新のカラー剤で、実際に美容院で使われています。(日本でも海外でも!)
今までのカラー剤は水が主成分となっていたのですが、イノアはオイルが主成分となっています。傷むどころか艶が出る、最強なカラー剤です。
素人にとってのマイナスポイントは、サロン専売品のため、カラーの調合をする必要があること。
カラーの調合についての知識が皆無だったので、インターネットで何日も下調べをしました。
(カラーリストは日本ロレアルの公式サイトでも確認することができます。)
日本の美容師さんがブログやYouTubeなどで情報を発信してくれていたおかげで、日本語で情報収集できることと、アジア人に対してなので色味の感じが分かりやすいです。
▼私が選んだのがこちら

カラーは、以下の二種類です。
- 10.1(アッシュ系カラー)
- 10.21(パープル系カラー)
ネットでの情報は割と暗めに仕上がるとのことだったので、明るめカラーを用意。(アッシュ系の明るい色になれば嬉しいな〜と思っていました。)
市販のカラー剤と違って自分で塗るのが難しく、夫に助けを求めることに。染め方はYouTubeより。
染めてみると、

市販品と違って乾くのが早い!(焦)
たっぷり塗ってかなりテンポよく進めていかないといけない・・。
塗布後は35分放置が推奨されています。
が、待っているとみるみるオレンジに・・。30分経ったところで洗い流すことにしました。
洗い流す前には、お湯で乳化をしてからシャンプー・リンスを。
洗い流すと見事なオレンジ。そして何より・・逆プリンになっている!!!!!!
▼こちらが経過です。


あーーーこれはまずい!!!
逆プリンについて調べると、根元は熱が伝わりやすいため、根本1-2cmははじめに塗らずに、頃合いを見て塗布すべきだったそうです。
結果として、
サロン専売品は、素人の私には難しすぎました。
美容師さん、偉大です。
逆プリンのオレンジ頭になった私は、その後、市販のカラー剤(上で紹介したロレアル)で染め直す羽目に。
失敗して学ぶこともありますね。
知識がある方や経験者であれば、私のように失敗せずにサロンクオリティがお家で再現できるかもしれません。
スイスで利用した通販サイトは「haar-shop.ch」という美容用品を扱っている通販サイトです。こんな感じで、飴のおまけがついてきました。笑

ウェブで検索すると、iNOAは複数の通販サイトで扱っているので、ヨーロッパでは手に入りやすいです。
③シュワルツコフ 泡カラー「Perfect Mousse」
初心者でも簡単に染められるのが泡カラー。
スイスでは日本の泡カラーは4倍くらいの価格がするので諦め、ドイツの大手ドラッグストア「dm」へ足を運びました。
ずらーーっと並べられた商品の中に「ムース」と書かれた泡っぽいカラー剤を発見!!
シュワルツコフの商品「Perfect Mousse」です。
私が行ったdmの店舗にはカラーバリエーションが3種類のみでしたが、調べると暗い色から明るい色まで、24種類あることが分かりました。
<1箱あたりの価格>
スイス:CHF 9.95
ドイツ:€ 4.95
※スイスはManor、ドイツはdmの価格を参考にしています。
▼816 この色味に一目惚れしましたが、実際にはオレンジ系になってしまいます。(モデルさんの色綺麗すぎませんか?)

▼665 見た目より暗いトーンで、馴染みやすい。

▼665で染めるとこんな色味です。(光が当たっているので、明るく写っています。)

【中身】
カラー剤、トリートメント、手袋、説明書

日本の泡カラーと同様、シャンプーをしてるかのように染められる泡タイプ。
シュワルツコフのポンプは細長くて小さく、片手で泡を出すことができないのが難点ですが、一人でも簡単に染めることができます。
放置時間は、説明書に記載の時間より短めでもしっかり染まってくれました。
パッケージのようなアッシュ寄りのカラーが好みですが、ややオレンジよりの色に。暗めの色なら問題なさそうです。
シュワルツコフの泡カラーは簡単に染められるので、しばらくはこのカラー剤にお世話になることに決めました。

今のところこのカラー剤が一番楽で好き!泡タイプはムラも出来にくい!
おわりに
私がヨーロッパで使用したヘアカラー剤のご紹介でした。現在のお気に入りは、最後にご紹介した泡タイプのもの。
海外に住んでいると、地毛に戻す方が楽なのは間違いないです。
私は地毛に戻していた時期もありましたが、ファッションと同じようにヘアカラーもまだまだ楽しみたい。そして黒髪が似合わない…。
なので、これからもヨーロッパの市販のカラー剤を使いながら、日本への一時帰国を首を長くして待ちたいと思います。
コメント