スイス・バーゼルの秋祭り「Herbst Messe(ヘルプスト・メッセ)」。
バーゼルの街に期間限定で”スイス最大規模の移動遊園地”が現れ、街全体がお祭りムードに包まれます。普段は穏やかな雰囲気が漂うバーゼルに活気が生まれ、とても楽しい季節です。
大人は食事を楽しみ、子供たちはアトラクションを楽しむ、大規模なバーゼルの秋祭り「ヘルプスト・メッセ」をぜひチェックしてみてください!
バーゼルのヘルプスト・メッセ(Herbst Messe)とは
550年以上続く、スイス・バーゼルの街で行われるお祭り「ヘルプスト・メッセ(Herbst Messe)」。
バーゼルの街に16日間限定の移動式遊園地が現れ、街全体が遊園地となる秋祭りです。
バーゼル市内に全8箇所の会場が設けられます。
会場は全て回るには時間がかかる!
スイスの中でも最大規模お祭りなため、この季節になると各地から観光客が訪れ、賑わいを見せます。
ヘルプスト・メッセ(Herbst Messe)のシンボルとなる観覧車
バーゼルの中心地(バーゼル大聖堂広場)に、現れる巨大な観覧車。
こんなにも大きな観覧車が移動してくるなんて不思議で仕方ありません…。正直なところ少し怖さも感じます。
観覧車は、日本の観覧車より速い!そして、4〜5周くらい回ってくれます。
観覧車からは、旧市街をはじめとしたバーゼルの街並みとライン川を望めます。
▼バーゼル大聖堂をこの角度から眺められるのは、この観覧車からだけです。
街から少し離れたところからでも見えるこの観覧車。夜はライトアップされてとても綺麗です。
ヘルプスト・メッセ(Herbst Messe)の食事
乗り物だけでなく、食べ物や飲み物、雑貨などのお店がずらりと並ぶヘルプスト・メッセ。
大人は食事を目当てにこのお祭りに来ることが多いんだそう。
屋台は、スイスやヨーロッパの料理が中心となっていて、スイス名物のチーズフォンデュやラクレットもここで食べられます。
個人的に美味しかったものは、サクサクのパンの上にとろ〜りチーズが乗ったトースト。
寒い中食べる、とろとろのチーズが最高に美味しくておすすめです!
このチーズトーストは、お祭り以外で見かけたことがない!
そして、チーズ料理と一緒に楽しみたいのが「ホットワイン(グリューワイン)」。
クリスマスマーケットで人気のホットワインですが、ヘルプスト・メッセでも飲むことができるんです。
普通のワインよりもアルコールを感じず、飲みやすいと個人的には思っています。
身体の中から温まる!
▼日本では見ない洋菓子がたくさん売っています。
ヘルプスト・メッセで人気のスイーツは以下のものです。
【Magenbrot】
ピンク色の袋に入ったシナモンの効いた小さくて甘いビスケット。様々な味あり。
【Beggeschmutz】
外側はチョコレートやココナッツ、中にはふわふわのクリームが入っています。私には甘かったのですが、スイス人には人気です。
【Gebrannte Mandeln】
カラメリゼされたローストアーモンド。
スイス人夫のお気に入りはGebrannte Mandeln。この季節になると家でも作っています。
友人や家族と少しずつシェアすると楽しめるかもしれません。
ヘルプスト・メッセ(Herbst Messe)の会場について
ヘルプスト・メッセでは、全8つの会場が設けられていますが、全ての会場を駆け足で回ったところ、約3時間かかりました。
ゆっくりと見たり食べて回っていると、あっという間に1日が過ぎてしまうかもしれません。
ポイントを絞って行くか、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
ヘルプスト・メッセ 8つの会場と営業時間
以下の8箇所が会場となり、それぞれ営業時間が異なります。
- Barfüsserplatz
- Münsterplatz
- Kasernenareal
- Hallenmesse
- Messeplatz
- Rosentalanlage
- Petersplatz&Hääfelimäärt
どの会場も月曜日から日曜日まで営業しており、多くのお店が閉まる日曜日も楽しめるのは嬉しいです。
会場によって催しが変わるので、いくつかの会場を訪れると面白いかと思います。
ヘルプスト・メッセ全8会場 おすすめの回り方
会場がいくつもあって、どう回ったら良いかわからない方もいるかもしれません。
以下のルートで回ると、効率よく回れておすすめです。
- Barfüsserplatz
- Münsterplatz
- Petersplatz&Hääfelimäärt
- Kasernenareal
- Messeplatz
- Hallenmesse
- Rosentalanlage
※5.6.7は隣接しています。
バーゼルSBB駅から行く方は、以上の順番で、バーゼル・バディッシャー(Basel Bad)駅からお越しの方は、7→1の順番で回ると良いかと思います。
また、それぞれの会場近くにはトラムの駅があるので、疲れたらトラムで移動するのも良いかと思います。
屋内会場は雨の日でも楽しめる
ヘルプスト・メッセでは大半の会場が屋外となりますが、室内の会場(Hallenmesse)もあります。
室内の会場にはアトラクション・出店があり、天候を気にすることなく楽しむことができます。
室内のアトラクションは、屋外に比べて小規模なものが多いので、小さなお子さんがいらっしゃる方にもおすすめです。
目の前にお手洗いもある!
ライトアップされる夜の雰囲気
アトラクションとお店がライトアップされる、夜のヘルプスト・メッセの雰囲気は特別です。
昼と夜では違った魅力があります。
▼バーゼル大聖堂の前(Münsterplatz)
▼大きな観覧車は特に目立ちます。
▼Messeplatz
11月のスイスの夜はすっかり冬です。夜まで遊ぶ際にはしっかりと防寒をしていくことをおすすめします。
まとめ:バーゼルのヘルプスト・メッセは大人も子供も楽しめる
子供から大人まで楽しめる、バーゼルのヘルプスト・メッセ。全8会場で、1日中満喫できます。
10〜11月にスイスを訪れる予定の方は、ぜひバーゼルに立ち寄ってヘルプスト・メッセを体感してみてください!
ここでしか味わえない食事やアトラクションは、良い思い出となることでしょう…!
なお、ヘルプスト・メッセが終わると一気に寂しい雰囲気になってしまいますが、11月末頃からはクリスマスマーケットが始まります。こちらもお見逃しなく!