ヨーロッパ南西部に位置するポルトガルは、大西洋に面した美しい国です。
ポルトガルの首都リスボンは、歴史と文化、そして美食を楽しめる街として多くの観光客に愛されています。また、リスボン近郊にある「ロカ岬」はユーラシア大陸の最西端として知られ、絶景を楽しむことができる特別なスポットです。
本記事では、リスボン観光とロカ岬の魅力を紹介します。
リスボン観光と食

リスボンは、歴史的建築などの観光地巡りとともに、美味しい食事やスイーツも楽しめるのが特徴です。
リスボン主要観光地
リスボンには多くの見どころがありますが、おすすめのスポットを厳選してご紹介します。
ベレンの塔 -Torre de Belém-

テージョ川沿いにある「ベレンの塔(Torre de Belém)」はリスボンのシンボルの一つで、世界遺産にも登録されています。
当時は、テージョ川の船の出入りを監視する役目として作られたそうです。
穏やかなテージョ川に佇む、白いベレンの塔はとても美しく、写真映えも抜群。ベレンの塔は中に入ることも可能です
屋上は展望台となっており、リスボンの街やテージョ川の景色を楽しむことができます。
凱旋門 -Arco Triunfal da Rua Augusta-

震災からの復興を記念して作られた「凱旋門(Arco Triunfal da Rua Augusta)」。
この凱旋門は、「勝利のアーチ」とも呼ばれています。
周辺は、リスボンの観光スポットの中心地で、賑わいを見せる場所。
凱旋門の先にはコメルシオ広場と、

先ほどのテージョ川が広がっています。

また、ここからは、ヴァスコ・ダ・ガマ橋(Vasco da Gama Bridge)を眺めることもできます。

全長17.2mのこの橋は、ヨーロッパで最も長い橋と言われています。テージョ川の幅の広さも伺えますね。
リスボン大聖堂 -Sé de Lisboa-
リスボン大聖堂へ向かうにあたり、治安が少し悪そうな通りを歩きました。
ただ落書きが多く汚いだけでしょうか。お店などがあったので安全なのかもしれませんが、自然と足早に。
こちらがリスボン大聖堂(Sé de Lisboa)です。リスボン最古の大聖堂で、建設は1147年から始まったそうです。

内部にはステンドグラスや歴史的な祭壇があります。入場無料ですが、私たちが訪れた時間が遅く、リスボン大聖堂は閉まっていました。
【2024年11月追記】現在はチケットの購入が必要です。以下の公式HPからの購入が最安値となっています。
リスボン大聖堂(Sé de Lisboa) | |
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住所 | Largo da Sé 1, 1100-585 Lisboa |
電話番号 | +351218866752 |
閉館日 | 日曜日 |
Google Maps | |
HP | https://www.sedelisboa.pt/ |
リスボンの日本食レストラン
夜ご飯は日本食を求めて事前に下調べをした”BONSAI”というレストランへ行きたかったのですが、タイミングが悪く、定休日に当たってしまいました。
BONSAIは美味しいお寿司が食べれると人気のレストランです。
【2024年11月追記】BONSAIは現在閉業しています。BONSAI Kitchenという美味しそうなラーメン屋もありますが、系列かはわかりません…。
▼BONSAIの外観

今回は、ホテルの近くにあった「Suntory Exotic Japanese Fusion」で夕食を済ませることに。
ハワイにもサントリーがあるので、系列なのかなぁ…と思いましたが、このお店には”スントリ”と書いてありました。

こちらは日本食全般を扱うレストランで、寿司だけでなく、天ぷらやうどんなどの一品料理も楽しめます。
おしぼりには”Oshi”

注文したのは、チャーハン、刺身、お寿司etc..



日本人には少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、日本食が食べたくなった時のアイデアにしてみてください。
Suntory Exotic Japanese Fusion | |
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住所 | Av. Conselheiro Fernando de Sousa 23A, 1070-072 Lisboa |
電話番号 | +351213861013 |
Google Maps | |
HP | http://www.suntory.com.pt/ |
ポルトガル名物スイーツ「エッグタルト」

ポルトガルの名物といえば、日本でもお馴染みの「エッグタルト」で、現地では「パステル・デ・ナタ」と呼ばれています。
エッグタルトは、サクサクのパイ生地に濃厚なカスタードクリームが入った絶品スイーツです。
名物なだけあって、歩きたびにエッグタルト屋を見つけました。
4店舗くらい食べ歩きしましたが、どこも美味しく、ハズレがありませんでした!



先ほどの凱旋門の近くには沢山のエッグタルトのお店があり、1つ約200円で購入可能。
先ほどのベレンの塔方面にはなりますが、老舗店「パステイス・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」は特に有名なエッグタルト店です。

焼きたての味わいは一度食べたら忘れられない美味しさ!
ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」


リスボンからほど近い「ロカ岬(Cabo da Roca)」は、ユーラシア大陸の最西端として知られる絶景スポット。
大西洋を望めるロカ岬は、訪れる人々に感動を与える神秘的な場所です。
リスボンからロカ岬へ
カラフルで可愛いリスボンの街から離れ、ロカ岬へ向かいます。


リスボンからロカ岬へは、電車とバスでアクセスが可能です。所要時間は約2時間なので、日帰り旅行としても楽しめます。
今回私たちは時間の関係もあり、タクシー(Uber)を利用しました。Uberは事前に料金がわかることがほとんどですが、距離が遠いとおおよその料金しか表示されないことがあります。その場合、表示料金よりも高くなこともあるため、ご注意ください。※ルートは始めからセットしているので、ぼったくりなどはなく安心できます。
ロカ岬の景色と石碑
道中は青空が広がり、期待値も上がります。ロカ岬に着くと、大西洋の壮大な景色を望めるのだろう…と。
しかし、
晴天から一変、岬に近付くにつれて天候が怪しくなっていき、ロカ岬に着く頃には霧の世界が広がっていました…。


少し前の景色を見るのも大変なくらいの厚い霧です。悲しいことに、海が全く見えません。
▼イメージ


▼現実





これは悲しい
しばらく経つと、一部の霧がなくなり、うっすら海が見えて来ました。霧がなければ、美しい景色が広がっていたことでしょう。


※この後、すぐにまた霧がかかる。
▼ロカ岬の石碑です。
石碑には ”ここに地終わり海始まる” と刻まれています。
この石碑を目にして、ここがユーラシア大陸の最西端なんだということを実感できました。


大きなユーラシア大陸の最西端に来れたことは貴重な経験です。
記念証明書


道路を1本挟んで向かい側にある建物(インフォメーションセンター)では、ロカ岬のお土産も売っていました。
また、ここではユーラシア大陸最西端に来たという証明書を発行してもらえます。
発行は有料ですが、日付や名前を入れてもらえるので記念に残したい方にはおすすめです。
建物内にはトイレもありますが有料です。トイレでは基本的には両替ができないので、細かいお金を常に用意しておく必要があります。
そして、この建物の目の前からシントラ行きのバスにも乗れます。


シントラへ向かいます。
岬から遠ざかるにつれて天気がよくなっていきました。



タイミング…
おわりに
リスボンとロカ岬は、歴史や文化、美しい景色を楽しめる場所でした。
どちらも1日で回れるので、ポルトガル旅行の際にぜひ組み込んでみてください。
また、ロカ岬からは「シントラ」という世界遺産の詰まった都市が近いので、シントラとロカ岬をセットで行くことをおすすめします!
▼次に向かったのはこちらです。

