ヨーロッパ周遊の中で、2日間滞在したオーストリア・ウィーン。
今回は音楽の聖地ウィーンで「モーツァルト鑑賞」とオーストリア名物「ザッハトルテ」を堪能してきました。
本場で楽しむオーケストラ鑑賞や名物スイーツについて、気になる方はぜひチェックしてみてください。
国立オペラ座でオーケストラ鑑賞
音楽の都、ウィーンにある国立オペラ座にてモーツァルトのオーケストラ・オペラ鑑賞をしてきました。本場で生のオーケストラ観賞ができるなんて、なんとも贅沢です。
国立オペラ座外観
この美しい建物が国立オペラ座です。
夜はライトアップがされていて、とても素敵です。
モーツァルトは2016年に生誕260年を迎えました。
260年もの間、モーツァルトの音楽は世界中の人々に愛されて続けているんですね。
モーツァルトの35年という短い生涯の中で、これだけ人々に影響力のある音楽を生み出したのは、さすが音楽の天才です。
国立オペラ座会場内の様子
こちらが会場内の様子です。この日は満席でした。
近くに日本人の方がいてびっくりでした。
演奏者はカツラと豪華な衣装をまとっています。雰囲気バッチリです。
演奏が始まると撮影は禁止なのでここまでしか写真は撮れませんでしたが、オーケストラの途中にはオペラ歌手の方の歌声も聴くことができます。
音楽にあまり詳しくない私であっても、モーツァルトの曲はほとんどが知っている曲で、生での演奏はとても繊細で美しく、心が揺さぶられます。
クラシックの美しさを体感することができたことは、人生においてとても貴重な経験となりました。
ドレスコード
オーケストラ鑑賞はどんな服装で行ったら良いのだろう。と事前に悩みながら、軽めのドレススタイルで観賞をしました。
本場のオーケストラだったのでかっちりした格好をと意気込んで行きましたが、意外にもカジュアルな感じの方が多かったです。
気張りすぎない綺麗目な格好が相応かもしれません。
国立オペラ座場所詳細
<ウィーン国立歌劇場>
住所 | Opernring 2, 1010 Wien |
電話番号 | +431514442250 |
Google Map | |
HP | 公式ホームページ |
オーストリア名物”ザッハトルテ”
「ザッハトルテ」というチョコレートケーキをご存知の方は多いのではないでしょうか。実はこのザッハトルテはオーストリアで誕生しました。
ザッハトルテの歴史
ザッハトルテは有名なメーカーが2つあります。
この2つのメーカーの裏側には、苦い歴史があり、甘い7年戦争と呼ばれています。
【ザッハトルテの誕生秘話】
政治家であり美食家であったメッテルニヒが、特別なお客様をもてなすために美味しいお菓子を作るよう料理人に命じました。
しかしちょうどその日に、その時の料理長が病気にかかっていたため、当時16歳でまだ見習いあったフランツ・ザッハが任され、ザッハトルテを作ったという説です。
その後、見習いを終えて菓子職人として働いたのちにフランツ・ザッハは、独自のオリジナルレシピで作り上げた”ザッハトルテ”をレストランやカフェで売り出し成功を収めました。
そして1876年、息子のエドゥアルド・ザッハが、オペラ座前に”ホテル・ザッハ”を開業しました。
数年後、ホテル・ザッハが財政難に陥り、ウィーンの王室御用達であるケーキ店の”デメル-Demel-”が資金援助を申し入れました。
それと引き換えに、デメルはザッハトルテの販売権を得ました。
さらにザッハホテルの息子とデメルの娘との間で婚姻関係も結ばれています。
その二人が他界した後、ザッハホテル側が、ザッハトルテの商標使用と販売差し止めをめぐる訴訟を起こし、裁判は7年間にも及びました。
その末、ホテル・ザッハーにもデメルにも両方とも「ザッハトルテ」の販売を認める判決が下りました。
ホテル・ザッハのものを「オリジナルのザッハトルテ」と呼び、デメルのものは、「デメルのザッハトルテ」 と呼ぶことになりました。
ザッハトルテの販売所
そんな甘い7年戦争のあったデメルのザッハトルテと、オリジナルのザッハトルテの実店舗がオーストリアにあります。
デメルのザッハトルテは日本にも店舗があるので、せっかくなので今回はオリジナルのザッハトルテをいただくことにしました。
オリジナルのザッハトルテはザッハホテルで購入できます。先ほどのオペラ座からすぐです。
ザッハホテルの目の前に専用の販売所があります。
店内には様々なサイズのザッハトルテが販売されています。
私は食べやすいミニサイズを選びました。お土産にもぴったりなサイズですね。
お洒落で可愛い箱に入っています♪
デメルのものは日本でも食べれるので、是非試してみたいです。
ザッハトルテの誕生秘話を知ることにより、ザッハトルテがさらに特別な存在となりました。
▼デメルのザッハトルテは日本でも注文可能です。
ザッハホテル場所詳細
<ホテル・ザッハー(Hotel Sacher Wien)>
住所 | Philharmoniker Str. 4, 1010 Wien |
電話番号 | +431514560 |
Google Map | |
HP | 公式ホームページ |
人気チェーン イタリアンレストラン ヴァピアーノ(VAPIANO)
おまけ編。
ヨーロッパにきてからよく目にしていた、ヴァピアーノ(VAPIANO)というレストラン。ヨーロッパで人気のイタリアンレストランです。
ヴァピアーノでは1,000円前後で美味しいイタリア料理がいただけます。
(店舗によって味や価格にばらつきがありましたが…ウィーンのヴァピアーノはとても美味しかったです。)
オーダー方法
まず入り口でICカードをもらいます。
自分の注文したいコーナーに並び、注文した料理を目の前で作ってもらいます。(熱々の出来立てが食べられますよ♪)
その際に入り口でもらったICカードをかざします。
そして商品を受け取ったら、再度レジへ行って支払いを済ませます。その後お好きな席へ♪(お店によっては退店の際に支払います。)
店内もおしゃれです。
メニューにはパスタやリゾット、ピザなど、日本でもお馴染みなイタリアンが勢ぞろいです。
ホテルから近かったことと、ヴァピアーノが気に入ってしまい、2日連続で訪れたほどです。笑
チェーン店なのでヨーロッパでは見つけやすく、気軽に食事を楽しみたい方にはおすすめです。
おわりに
ウィーン観光の際には、ぜひオーケストラ観賞をして、ザッハトルテを召し上がってみてください。
本場でしか体験できない、貴重な経験が待っています。
日本でも食べることのできるデメルのザッハトルテもぜひチェックしてみてください。
木箱に入って高級感も溢れています。プレゼントなどでも喜ばれること間違いなしです。