スイスのビール湖(ビエンヌ湖)で日帰り船の旅をしてきました。
ビール(ビエンヌ)からザンクト・ペーター島までは、船で片道50分と気軽に行ける距離で、自然が好きな方や日帰りでちょっぴり非日常を味わいたい方におすすめです。
ビール湖(ビエンヌ湖)で乗れる船やザンクト・ペーター島についてご紹介していきます。
ビール湖(ビエンヌ湖)の船(フェリー)について
スイスのドイツ語圏とフランス語圏の境にある街「ビール/ビエンヌ」。
ドイツ語=ビール(Biel)
フランス語=ビエンヌ(Bienne)
街名は2カ国語で併記されていて、ドイツ語とフランス語が飛び交う街です。
美しい中世の建物や古い城塞が点在するビール(ビエンヌ)は、ビール湖(ビエンヌ湖)やアーレ川の景色も楽しむことができます。
ビール湖(ビエンヌ湖)は、通年船(フェリー)が運航していて、特に夏の天気の良い季節に人気です。
船はビール湖(ビエンヌ湖)だけでなく、
- ヌシャテル(Neuchâtel)
- ゾロトゥルン(Solothurn)
- ムルテン(Murten)
などの隣の湖や町まで行けるので驚きです。
今回は、ビール湖にある「ザンクト・ピーター島」を目指して船旅をしてきました!
ビール湖(ビエンヌ湖) 船の乗り場
ビール/ビエンヌ(Biel/Bienne)駅からスタート。駅から船着場までは徒歩約10分の距離です。
道順は難しくないので、迷わずに向かえるかと思います。
船のターミナルも駅名と同じ「Biel/Bienne」
船の乗り場には番号が振ってあり、チケット購入時に乗り場を教えてもらえます。
ビール湖(ビエンヌ湖) チケット売り場と乗船料金
チケット売り場は、船着場の目の前です。
ビール湖から出る船には行き先がいくつかあるため、チケットの買い間違えがないように注意してください。
周辺はこれと言って何かがあるわけではありませんが、チケット売り場のすぐ隣にレストランがあるので、時間を潰すのであればそこでゆっくりするのが良いかな、と思います。
>>Googleマップ:Restaurant Joran du Port
▼ザンクト・ピーター島「St. Petersinsel Nord」行きのチケットを購入。
私は、スイスの公共交通機関(鉄道、バス、湖船など)が1年間半額になる「ハーフフェアトラベルカード(Halbtax)」を持っていて、この船も半額になりました。
スイス鉄道には「Swiss Half Fare Card(独:Halbtax)」というものがあり、これを持っていると、スイス鉄道が発行する鉄道・バス・湖船が半額になります。
スイス在住者は、1年単位で購入しますが、旅行者向けに【1ヶ月 CHF120】もあるので、スイスに長く滞在する予定の方は、Swiss Half Fare Cardを購入することでお得に公共交通機関を利用できるかもしれません。
支払った料金はCHF27。
子供は5歳まで無料です!(6歳から大人の半額の料金が発生)
- 大人往復 … CHF 54
- 半額カード・子供*・犬 … CHF 27
*子供:6歳〜15歳。16歳〜は大人料金がかかります。
ビール/ビエンヌからザンクト・ペーター島までの船の様子
▼こちらがザンクト・ペーター島行きの船。
2階建ての自由席です。
1階(ヨーロッパの0階)部分は、レストランになっているので、湖を眺めながらゆっくりと飲食を楽しめます。
外の席や外に出れるスペースもあり。
トイレは1階、ベビーカーも1階に置いておくことができます。
ベビーカーと一緒の乗船でも問題ありません!がしかし、問題は島に着いてから…
船内のレストランからの眺めも最高。(子供たちはお菓子に夢中…。笑)
メニューのなかにはキッズメニューもあります。子連れには嬉しい!
しかし、お昼時&団体客がいたこともあってか、キッズメニューは一向に届かない…。
結局、島に着く10分前くらいにウェイターに確認してすぐに提供してもらうことに。短い距離で食事を頼む人は少ないのかもしれません。
注文時に目的地を伝えておくのがベターです。
▼2階は景色がよく気持ちが良いですが、夏はなかなか暑い。直射日光がジリジリと照り付け、長時間座っているのは難しいかもしれません…。
2階にもウェイターが回っていて、飲み物などを注文できます。
船旅は定時にゆっくりとスタート。
遮るものがない船からの眺めは、開放感に満ち溢れていて、とても清々しいです。
ザンクト・ペーター島へ行くまでに数カ所フェリーターミナルに停まりますが、50分の船旅はあっという間!すぐに目的地に到着しました。
ザンクト・ペーター島(St.Peter’s Island)
冒頭から「ザンクト・ペーター島」として紹介しているビール湖(ビエンヌ湖)にある島は、
- St. Peterinsel / ザンクト・ペータースインゼル
- St. Peter’s Island / ザンクト・ペーター島
と呼ばれています。
ビール(ビエンヌ)から船でやってきたザンクト・ペーター島ですが、反対岸は陸続きとなっている半島です。
水位が下がって半島になってしまったものの、かつては島だったため、「ザンクト・ペーター島」と名付けられたそうです。
ザンクト・ペーター島(St.Peter’s Island)に到着
島の長さは約5km、最大幅は800m。少し頑張れば、簡単に島の端から端まで歩ける大きさですね。
▼船を降りるとこんな景色が広がっています。
水が透き通っている…!
透き通る水、木が生い茂る島の入り口。
島に着いた瞬間の高揚感は忘れることができません。
小さい頃のディズニーのトムソーヤ島に行った時のワクワク感に似たものがあった…!
島に入るとすぐ右手に小屋のようなキオスクがあります。
息子はアイスクリームの看板にまんまと釣られていました…。良い場所にあります、キオスク。
ザンクト・ペーター島(St. Peter’s Island)でできること
とにかく自然が豊かなザンクト・ペーター島。
島のほとんどが自然なので、島では自然を活かした
- お散歩
- ハイキング
- サイクリング
- マウンテンバイク
- バーベキュー
などが楽しめます。
その他、「Hotel St. Petersinsel(ホテル ザンクト ペーターシンゼル)」という、900年近い歴史のある老舗ホテルがあるため、島での宿泊やレストラン利用も可能です。
※冬季は営業していません。
今回私たちは子連れだったため、ザンクト・ペーター島までベビーカーで行きましたが、ベビーカーで行くことは正直おすすめしません。
行けないことはないのですが、小石が多く、走行が難しい場面が何度かあり、ベビーカーなしの方が間違いなく楽しめるでしょう。
また、島は自然がメインとなっていて、歩くのに問題ないくらいの年齢だと島全体を楽しめるかなと思います。
次回はベビーカーなしで島をもっと散策したい!
ビール湖(ビエンヌ湖)の船旅を終えて
初夏にぴったりのビール湖(ビエンヌ湖)の船旅。
乗船時間は短いですが、街にいるのとは雰囲気がガラッと変わって旅行気分を味わえました。
自然やハイキングが好きな方は、ぜひ船に乗ってザンクト・ペーター島を訪れてみてください!
ビール/ビエンヌ湖の船旅の後は、歩いていける下の記事のレストランへ行ってきました。おすすめです!