スイスで結婚式&パーティが無事に終わったので記事にしていきます。
日本での一連の手続きに不安を抱きながらも、無事一通りのことが終わって安心しています。
日本で結婚式と披露宴を行う予定なので、スイスではパーティは行う予定はありませんでした。が、話が膨らみ、また、義家族が計画をしてくれたおかげでスイスでも結婚パーティを行うことができました。12時間に及ぶ結婚パーティの様子をのぞいていってください!
スイスで入籍

スイスの入籍は日本の入籍とは少し異なります。
スイスで入籍 流れ
日本では”婚姻届を役所に出す”ことで婚姻が成立しますが、スイスでは役場にて誓いをしなければならないそうです。
その誓いには、彼の親戚家族、私と彼の近しい友人(証人者)に参列してもらいました。
大きなところではありませんが、ここで見届けてもらいます。(バーゼル=ラント準州)
進行はドイツ語と日本語です。私はドイツ語が理解できないため、日本人の翻訳の方にお願いしました。(翻訳者は役場の方が手配してくれます。)
ドイツ語→日本語で同じ言葉が繰り返され、”夫婦になる”ということ、これからの未来を共に歩んでいくことについて、素敵な言葉をかけてもらいました。
そのあとは指輪の交換です。
リングピローは、役場の物を貸してもらえます。
白いピローに赤のリボンが巻かれているものです。(スイスカラーを基調にしている?)
続いては結婚届に署名をします。
彼→私→証人者の順で署名をしてきます。

証人者は自分たちで決めるよ
初めて自分の新しい姓で署名したので、なんだか不思議な気持ちでした。
皆に見届けられて式が終わると、結婚承認証明書をもらえます。→晴れて夫婦に!
フォトタイム
式が終わると外でフォトタイム。役場ですが、ヨーロッパらしい建物の外観が可愛く、友人が素敵な写真を撮影してくれました。
▼お気に入りの1枚です。
親戚一同で写真撮影を行ったり、和やかなムード。
写真撮影を希望している方は、カメラマンなどを手配するのも良いかと思います。
義両親が用意してくれた軽食やシャンパンをいただいて、この日は終了です。
結婚パーティ


結婚パーティの準備
スイスで入籍2日後に行ったのが結婚パーティです。このパーティには60を超えるゲストが来てくれました。冒頭に記した通り、当初はパーティを行う予定がなかったので、スイスに来てからバタバタでした。
しかし、この結婚パーティは全て義家族が計画してくれ、私は身一つで参加させてもらったので、準備といってもドレスや髪飾り、髪型などの自分のことのみです。
ドレス
ドレスは日本で用意すべきだったと思いました。日本は沢山のお店があるので、選択肢が広がります。
実店舗やオンラインショップで選び放題、情報も溢れていると感じました。
一方で、スイスでドレスを見つけるのは本当に大変。本格的なドレスであれば容易に見つけることができますが、パーティ用のカジュアルなホワイトドレスを手にするのは難しかったです。
複数のお店を周り、店員さんにどこならドレスを買えるか尋ねても皆頭を抱えていたり…スイスのお友達もお手上げといった状態でした。
そんな中で、さまざまなブランドを扱うウェブサイト「Zalando」でようやく気にいるものが。
問題は、ウェブサイトで見たドレスの丈はどれも長く、ドレスの長さがちょうど私の背丈くらいということ。入籍日の前日にドレスが届き、前夜に仕立てにいきました。笑
アクセサリーも同様に注文していましたが、結局、友人と一緒に買い物にいった際に選んでもらったものにしました。
ヘアセット
ヘアセットは予約できるところが見つからず、これも友人がやってくれました。心から感謝。



土曜日の美容室予約は争奪戦…
ちなみにスイスのヘアセットの相場はCHF120前後です。ギリギリでCHF150の美容室が見つかりましたが日本と違ったセンスがちょっと怖くなり、辞めることに。
ネイル、まつげ
ネイルは、ジェルネイルキットを日本から持ってきていたので、セルフでやりました。
▼日本製のシャイニージェルです。
まつげパーマはバーゼルにある「Beauty Lounge」にて。料金はCHF100スイスフランくらいでした。
会場装飾
2階建てのレストラン一棟を借りて行ったパーティ。
店内の装飾は全て義母が用意してくれ、日本とスイスの国旗カラーである赤と白を基調にしてくれていました。
ペーパーアイテムまで全て用意してくれていて、頭が上がりません。それだけでなくバルーンやペーパーアイテムの所々に日本語を取り入れてくれていて、温かさを感じました。
メニュー表に書いてあったドイツ語の言葉がとても素敵だったのでここでシェアしておきます。
”愛してると伝えるには数秒かかります。それを説明するのには何時間もかかります。そしてそれを証明するには一生かかります。”
深いです。
料理
事前にこのレストランを訪れ、会場見学と料理を決めました。レストラン側が色々と提案してくれたので、私たちが決めたのはメイン料理のみ。メイン料理はお肉を選びました。
アペタイザーとデザートはビュッフェ形式で、メインはサーブしてもらうスタイルです。デザートの後にはウェディングケーキが配られます。
アペタイザーでもお腹がいっぱいになってしまうと心配になるくらいたくさん出てきました。(肝心のメインとデザートビュッフェの写真は取り損ねてしまった…。)
日本の披露宴と異なるところは、ビュッフェは新郎新婦から取りにいくというところです。日本なら、主役は食事は後回しになってしまうものの、スイスでは真っ先に、そして完食するくらい余裕を持って食べる時間がありました。
結婚パーティの流れ
日本のパーティよりもカジュアルで、みんなが楽しめるコンテンツが盛り沢山。
- 食事を楽しむ
- ファーストバイト
- コンテンツ
- ダンスの時間
- おしゃべりの時間
といった流れです。
食事の時間はゆっくり設けられていて、着席して楽しみます。時折、私たちのところへ話しにきてくれました。
ひと段落した後にファーストバイト。ファーストバイトはないと聞いていたので少しびっくりしました^^
その後のコンテンツでは、2階へ移動し、義兄弟が全て用意をしてくれていて、妹は私たちの生い立ち写真をまとめたものをスクリーンに写してくれました。
笑いが起きるような彼の写真ありで盛り上がる。笑
弟は、椅子とりゲームを用意していてくれて、新郎新婦も参加!この椅子取りゲームに負けた人は、罰ゲームがあり、その罰ゲームは「新郎新婦に〇〇をしてあげる」というものです。
「新郎新婦とチーズフォンデュをする」「クリスマスツリーを片付けに行く」などといった内容でした。
その後はダンスの時間。
DJを呼んでいて、老若男女問わず、踊る時間です。
義両親やおばあちゃんまで参加していてとても素敵な時間でした。日本との文化の違いを感じた瞬間です。日本だったらこんなダンスタイムはなかなか取れないですよね。



音も結構大きい。笑
その後は1階席に戻り、お酒を飲んだりお喋りしたりと、自由に時間を過ごしました。
フォトブースとプレゼント
会場にはフォトブースを用意。各々好きに写真を撮ってもらい、用意してあるアルバムに貼り、メッセージを書いてもらいます。
パーティの後に見ると、面白い写真や感動的なメッセージまで、とても思い出に残るものとなりました。
日本でも、同じようなことができたらいいな…と思っています。
スイスの結婚パーティの会費はすべて新郎新婦持ち。
ゲストを招待するスタイルです。みんな気軽に、彼氏彼女・友達などを連れてきたりもします。



初めてのデートの相手を連れてきたりする人もいてびっくりした。笑
ゲストはプレゼントや、中にはご祝儀のように現金をくれる方もいます。これはこれでお互い気楽で良いです。
プレゼントを置くコーナーが設けられ、みんなそこに置いて行ったり、直接渡したりしてくれました。
引き出物のような物は基本的にはありませんが、帰り際にプチギフトを配りました。(これも彼のママが全て用意してくreました。)
このような大きいパーティだと、たまに他人が入って荷物を持っていってしまうなんてこともあるそうで、注意が必要です。
スイスでの結婚パーティを終えて
スイスでの結婚パーティは、ゲストとの距離が近く、心から楽しめる時間となりました。みんながお祝いに来てくれる結婚パーティは幸せなひと時です。
そしてタイトルにもある通り、このパーティは、12時間続きました!!笑
私の家族は、結婚パーティがないものと思っていて(こんなに大きな結婚パーティになると知らず)、参加できませんでした。
来年の日本での結婚式をまた楽しみにしたいと思います。