ベルギー・ブリュッセルにあるグランプラス(Grand Place)は、「世界で最も美しい広場」として知られています。
この広場がさらに特別な雰囲気に包まれるのが、2年に1度の「フラワーカーペット(Flower Carpet)」です。夏の数日間だけ開催されるこのイベントでは、数十万本の花が広場をカラフルな絨毯のように埋め尽くします。
本記事では、フラワーカーペットの見どころやアクセス情報などついてご紹介します。
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世界が誇るベルギーの花の祭典フラワーカーペット

フラワーカーペットは、1971年に始まった伝統ある祭典で、毎回テーマが異なります。
文化や歴史、時には国際的な出来事がデザインに反映されることも。広場全体に広がる花の絨毯は、職人たちの技術と芸術の結晶とも言えます。
2016年はベルギーと日本のフレンドシップ150周年ということで、日本イメージしたフラワーカーペットが敷かれていました。
フラワーカーペット(グランプラス)へのアクセス
会場は、世界でもっとも美しい広場の一つとして知られる「グランプラス」。
ユネスコ世界遺産にも登録されています。
フラワーカーペットの会場であるグランプラスは、ブリュッセル中央駅(Brussels Central Station)から徒歩5分ほどの場所にあります。
中央駅は空港や他の都市からのアクセスも便利で、観光客が訪れるのに最適です。
- 空港からの行き方: ブリュッセル空港から列車で約20分。
- 公共交通機関: 市内のトラムやバスを利用すれば、中心部まで簡単に移動可能です
フラワーカーペット当日、ブリュッセル中央駅を降りた瞬間からお祭りムード満載で、音楽が聞こえたり、賑わいを見せていました。

日本のお祭りのようにぎゅうぎゅうになることはなく、スムーズに歩くことができるのは良いところです。
早速、メイン会場となる“グランプラス”へ向かいます。
広場に着いた瞬間に、ゴージャスで美しい建物の数々。

ゴールドの部分は本物の金で出来ているそうです!
ここに来た瞬間に”世界で最も美しい広場”と言われる理由がわかります。
昼のフラワーカーペット
まずは昼間のフラワーカーペットから。
私が訪れた年のテーマは”メキシコ”

フラワーカーペットの大きさと美しさに圧倒されてしまいました。
これが全て生花でできているなんて信じられないくらい綺麗に彩られています。
昼間のフラワーカーペットは、色鮮やかなデザインが太陽の光に映え、一層美しさを増します。
近くで見ると、本当に花から作られている事がわかります。

さらにアップで。

近くで見ると、それぞれの花のディテールや色合いがはっきりと確認できます。
夏の時間は日照時間が長いので、昼夜ともに見たい方は夕方からの訪問をおすすめします。
理由は、昼間のフラワーカーペットと、夜のライトアップショーのどちらも楽しむ事ができるからです。(夜のライトアップショーの時間は21時半から始まります。)
私たちは16時頃会場へ向かいました。
フラワーカーペットには何本の花が使われている?
フラワーカーペットの大きさは77m×24m!
このフラワーカーペットは”ボランティア”の方々の手で作り上げられています。
その人数、約100名。この日に向けて、多くの方々が協力して2年に1度の祭典を作り上げてくれています。
そして、使用する花の本数は50万本以上で、その主役は、ベルギー国内で栽培されるベゴニア。ベゴニアは色彩が豊かで、耐久性が高いことから選ばれています。
そんな舞台裏を知る事で、さらにフラワーカーペットが好きになりました。
上から見下ろすフワラーカペット
とっても大きなフラワーカーペット。
近くで見ても美しいのですが、上から全体図を見下ろしてみたくなりました。
グランプラス周辺の建物の中には、上からフラワーカーペットを眺められるスポットがあります。特に、市庁舎(Hotel de Ville)のバルコニーからの景色は圧巻です。
こちらが市庁舎。

良く見ると、上に人が見えますね。
列に並んで待たなければいけませんが、昼間に比べて夕方の方が混み具合が緩和されるようです。
この日の列は市庁舎の外から始まっていました。
やっと敷地内へ。

この建物に入ってから入場料を支払います。
料金6ドルでした。
※フラワーカーペットの観覧は無料ですが、市庁舎への入館に料金がかかります
そしてその場でチケットとパンフレット(冊子)をいただけます。

可愛い。
パンフレットは、その場に置いてあるのでスタッフの方に聞くと無料でもらえます。
▼市庁舎の中の様子



とても豪華です。お城に迷い込んだかのような気分になりました。
これらのお部屋をすぎるともう直ぐバルコニーに到着です。
この日は皆バルコニーがお目当てなので、大変混雑していましたが、バッチリとフラワーカーペットを眺めることが出来ました。

近くでも綺麗でしたが、全体図も、上から見たときに初めて全体のデザインを見渡せます。
すでに大満足ですが、夜に向けて待機します。
夜のフラワーカーペット -ライトアップショー-
フラワーカーペットは昼間の鑑賞だけでなく、夜のライトアップショーも見どころのひとつ。
夜の9時半から、フラワーカーペットにて夜のライトアップショーが始まります。
夜のショーに向けて、どんどん人が増えていくので、最前列を取りたい方は早めに待機することをおすすめします。
私たちはギリギリで戻ったので、、5列目くらいでした。
ショーが始まると音楽に合わせてプロジェクションマッピングが流れます。
メキシコカラーに染まるグランプラス。

ショーは何度もやってくれるので、徐々に前で見れるようになります。3回目くらいで最前列を確保。

広場全体が幻想的な光に包まれ、音楽とシンクロした演出が加わることで、昼間とはまた違う魅力を感じられます。
昼夜どちらも違った良さがあって心からおすすめできるので、フラワーカーペットに行かれる方はぜひ夕方から訪れて、両方堪能してみてください。
ブリュッセルで美味しいベルギーワッフル屋さん
フラワーカーペットを楽しんだ後は、ブリュッセル名物のベルギーワッフルを味わってみてください。
実は、初めてブリュッセルでワッフルを食べた時、正直美味しくなかったのです…。それ以来”ベルギーワッフル、どうってことないや〜”なんて思っていたのですが、そんなこと思ってごめんなさいと思うほどに美味しいワッフルに出会えました。
お店の名前は”Australian Home Made Ice Cream”

お店の名前、がっつり”オーストラリアンホームメイドアイスクリーム”とベルギーに反していますが。
グランプラスから1分程の距離にあり、ここも最寄りはブリュッセル中央駅になります。
ジャジャーーン

クリームは甘さ控えめで、チョコレートソースは甘いです。
出来立てワッフル、外がカリッ、中がもちもちで美味しい…。
ワッフル自体にほんのり味がついているので、トッピングはいらなかったかな〜なんて。
(その後、プレーンを食べましたが、私のおすすめはプレーンです!)
ワッフル単体で2ユーロ、トッピングはプラス料金になります。
アイスクリームも色々な種類があって、トッピング可能です。
ベルギーワッフル、どのお店も同じではないんです😭
ぜひ、現地で本場の美味しいワッフルを召し上がってみてください!
住所:Grand Place, Heuvelstraat 2, 1000 Brussel
おわりに
人生初めてのフラワーカーペットはとても感銘を受け、私のお気に入りのイベントとなりました。
2年に1度の祭典なので特別なものとなりますが、その分1回のイベントを心待ちにしている人が多くいる事でしょう。
“作られた美しい景色” これもまた、人の温かみを感じられて素敵です。
2年後のフラワーカーペットの模様を楽しみにしながら、またいつかフラワーカーペットを訪れたいです。
