【スイス】ゴッタルド峠・フルカ峠を巡る2日間絶景ドライブモデルルート

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スイスには有名な観光地がいくつもありますが、「アルプスの峠道を走りながら、絶景を味わう旅」もまた、忘れられない体験になります。

今回紹介するのは、スイス中央部に位置するウーリ州を中心に、ゴッタルド周辺を2日間で巡るモデルルートです。

峠道を進みながらアルプスの雄大な景色を楽しみ、静かな村や展望スポットでゆったりと過ごす、無理なく満喫できる行程となっています。

走る道そのものが見どころとなり、移動時間も旅の一部として楽しめるのが魅力です。

MIZU

短い日程でも、スイスらしい風景をしっかり堪能できるよ!

このルートは峠道を巡るモデルルートのため、レンタカーでの移動が特におすすめです。自由に立ち寄りながら景色を楽しめるのは、ドライブ旅ならではの魅力です。
公共交通機関を利用する場合は、Swiss Travel PassOmioでのチケット検索を活用すると便利です。

目次

今回の旅で回ったエリア

今回の2日間の旅では、スイス中央部に位置するウーリ州」を中心に、ゴッタルド周辺の山岳エリアを巡りました。

ウーリ州はアルプスに囲まれた自然豊かな地域で、スイス建国の歴史とも深く関わりのある場所です。

今回の旅の軸となるのは、「ゴッタルド峠」周辺。

峠道、渓谷、山々の景色がコンパクトにまとまっており、短い日程でもスイスらしい風景をしっかり味わえるのが特徴です。

今回のモデルルートは、

  • 1日目:峠と大自然(移動多め)
  • 2日目:村や展望スポット(ゆっくり)

を中心に回ります。

簡易的ではありますが、全体の位置関係や移動イメージは、以下の通りです。

全体イメージ図
赤:1日目 / 青:2日目

このルートは峠道を巡るため、車での移動がおすすめです。

スイスで日本語対応の予約ができるレンタカー比較サイト(例:DiscoverCarsなら、事前に条件や料金を確認しながら手続きを進めることができます。

【1日目】峠と大自然を巡る1日

①ゴッタルド峠(旧道)

ゴッタルド峠(旧道)

最初に向かったのは、スイスを南北につなぐ歴史的な峠、「ゴッタルド峠(Gotthardpass)」です。

くねくねと続くヘアピンカーブ(非常に急なカーブ)が続き、スイスらしい山岳風景が広がります。

遠くから眺める美しさはもちろん、実際に走るとほどよいスリルもあり、二度楽しめる場所です。

ゴッタルド峠(旧道)は、CMやプロモーション映像の撮影地としても有名で、スイスを象徴する景色のひとつとなっています。

こちらは旧道となるため、現在は峠の下を通る「ゴッタルドトンネル」を利用すれば、車や鉄道でスムーズに通過することもできます。しかし、ドライブを中心とした観光には、この味わい深い旧道がおすすめです。

>>Google Mapsで「ゴッタルド峠」を確認する

②シェレネン峡谷(悪魔の橋)

シェレネン峡谷

ゴッタルド峠を越えたあとは、岩に囲まれた渓谷地帯へ向かいます。

シェレネン峡谷(Schöllenen Gorge)」は、水の色と岩肌のコントラストが印象的で、なかなか迫力を感じる場所です。

シェレネン峡谷にある渓谷の下には「ロイス川(Reuss)」が流れており、そこには有名な「悪魔の橋(Teufelsbrücke)」が架かっています。(※ここを目的として向かうとわかりやすいです。)

悪魔の橋

この橋は、悪魔と人間の取引にまつわる伝説が残されたことから、「悪魔の橋」と呼ばれるようになったと言われています。

また、悪魔の橋周辺には散策ルートも整備されており、岩をくり抜いたトンネルの中を歩くこともできます。

トンネル

>>Google Mapsで「悪魔の橋」を確認する

③フルカ峠&ホテル・ベルヴェデーレ

フルカ峠(Furkapass)

午後は、ウーリ州(Uri)とヴァレー州(Valais)の州境にある峠フルカ峠(Furkapass)」へ向かいました。

峠の途中にある「ホテル・ベルヴェデーレ(Hotel Belvédère)」は、その佇まいだけでも絵になりますが、ホテル周辺から眺める雄大な景色も必見です。

Hotel Belvédère

ホテル・ベルヴェデーレは現在無期限閉鎖しています。

ホテル・ベルヴェデーレのすぐ近くにあるのは、「ローヌ氷河の洞窟Eisgrotte Belvédère am Rhonegletscher)」。

ローヌ氷河の洞窟

ローヌ氷河の洞窟は、毎年掘り直される氷のトンネルで、青く透き通る氷河の世界を間近で体感できます。

観光スポットとして有名な場所ですが、氷河の後退により、年々規模は小さくなっているそうです。

今回は立ち寄らず、峠からの景色を楽しむだけにしましたが、次回は必ず訪れたいと思っています。

>>Google Mapsで「ローヌ氷河の氷の洞窟」を確認する

④アンデルマット周辺で宿泊

フルカ峠の景色を満喫し、1日目はここで終了。

移動の多い一日でしたが、峠や渓谷、氷河地帯と、スイスらしい風景が次々と現れ、最後まで飽きることなく楽しめました。

夜は「Andermatt(アンデルマット)」で宿泊し、翌日に備えてゆっくりと体を休めます。

なお、アンデルマットはホテルやレストランが充実しており、滞在拠点としても便利な場所です。

MIZU

山に囲まれた静かな空気の中で過ごす夜は、旅の疲れを癒してくれる…!

>>アンデルマットのホテルをチェックする

【2日目】村や展望をゆっくり楽しむ一日

2日目は、移動を控えめにし、ゆっくりと過ごすことにしました。

前日に宿泊したアンデルマットを拠点に、周辺の村や展望スポットを巡る一日です。

①アンデルマットを軽く散策

ホテルをチェックアウトしたあとは、アンデルマットの町を少しだけ散策しました。

アンデルマットは観光都市というよりも、ゴッタルド周辺観光の拠点として滞在する人が多い町です。

朝の時間帯は比較的静かで、落ち着いた雰囲気の中をゆっくりと散歩を楽しめます。

また、アンデルマットはスキーリゾート地としても知られており、夏はハイキングやサイクリング、冬はスキーを目的に多くの人が訪れる場所です。

②ホスペンタールの村散策

ホスペンタール

次に向かったのは、アンデルマットのすぐ隣にある小さな村、「ホスペンタール(Hospental)」。

アンデルマットからは車や鉄道で約5分ほど。約2kmの距離なので、徒歩でもアクセス可能です。

ホスペンタールは、石造りや木造の古い家々が並び、落ち着いた雰囲気の町並みが広がっています。

村のシンボルは、中世に建てられた城跡「Burgruine Hospental」の塔。

>>Google Mapsで「Burgrine」を確認する

それ以外の観光施設はほとんどありませんが、短時間の散策でも素朴な村の風景を楽しめる場所です。

③ネッチェン展望テラス

Restaurant Mattiからの景色

2日目のハイライトは、アンデルマット上部に位置する「Nätschen(ネッチェン)」からの展望です。

アンデルマットの町に戻り、ゴンドラに乗車します。
>>Google Mapsでゴンドラ乗り場を確認する

数分で標高が上がり、到着すると、谷底に広がるアンデルマットの町並みと周囲の山々を一望できます。

前日に走った峠とはまた異なる、スイスらしい雄大な景色を楽しめるスポットです。

MIZU

夏季にはハイキングを楽しむこともできるよ!

ネッチェンで立ち寄ったのが、テラス席からの眺めが魅力の「Restaurant Matti」。ここには子ども向けの遊具も設置されており、ファミリー利用のしやすいレストランです。

谷を見下ろす位置にあり、景色を楽しみながら食事やドリンクを味わうことができます。大自然の中でゆっくりと過ごす時間も、このエリアならではの魅力です。

ネッチェン周辺にはほかにもレストランが点在しているため、好みに合わせて選ぶことが可能です。さらに標高を上げると、また違った景色が楽しめます。

>>Google Mapsで「Restaurant Matti」を確認する

ベストシーズンと注意点(行く前に知っておきたいこと)

ゴッタルド周辺の旅は、時期選びがとても重要

峠道や移動の自由度は、季節によって大きく変わります。

ベストシーズンは、6月〜9月

このエリアを最も気持ちよく楽しめるのは、初夏から夏の終わり

  • ゴッタルド峠・フルカ峠が通行可能
  • 雪解け後で景色が開ける
  • 日照時間が長く、時間に余裕ができる
  • 晴天率が高い

特に7〜8月は、青空と緑のコントラストが美しい季節で、写真好きの方にもおすすめです。

5月・10月は要注意!

一般的には観光シーズンと思われる5月と10月は、

  • 峠が一時的に閉鎖されることがある
  • 天候が安定しない
  • 気温差が大きい

といったリスクがあります。

天候が崩れると一気に難易度が上がるため、直前の天気&道路情報チェックは必須です。

冬はおすすめしない理由

冬季は、

  • ゴッタルド峠・フルカ峠はほぼ通行不可
  • 代替ルートはトンネル中心
  • 雪・凍結による運転リスク

といった点が、今回のような「景色を楽しむドライブ旅」には不向きです。

しかし、スキーやスノーボード目的の旅であれば、アンデルマットを楽しむことはできます。

服装と持ち物

標高差が大きいため、夏でも油断は禁物。

  • 夏でも薄手の羽織りは必須
  • 風が強いことも考えられる
  • 歩きやすい靴(滑りにくいもの)
  • サングラスや帽子(高山の日差しは強い)

何かしら羽織があると安心して旅を楽しめます。

車なしでも行ける?公共交通機関を利用した代替案

結論から言うと、一部は可能ですが、今回の2日間ルートを完全再現するのは難しいです

しかし、目的を少し調整すれば、公共交通機関利用でも十分に楽しめます。

公共交通機関で行きやすい拠点

このエリアで、車なし旅の拠点にしやすいのは「アンデルマット(Andermatt)」。

  • スイス国鉄(SBB)でアクセス可能
  • 山岳鉄道の乗り換え拠点
  • 宿泊・レストランなどの選択肢がある

峠ドライブは無理でも、山の雰囲気を味わう旅が叶います

公共交通機関でできること

  • 電車でアンデルマットまで移動
  • 村歩き(ホスペンタール方面)
  • ケーブルカーで展望スポットへ
  • 周辺ハイキングや散策

今回のルートはドライブ中心となるので、1日目の行程はポイントを絞らない限り難しいですが、2日目の内容は再現が可能です。

公共交通機関のみだと難しいポイント

一方で、以下は公共交通機関だと厳しいと感じます。

  • ゴッタルド峠・フルカ峠のドライブ
  • 時間に縛られない移動

特に峠道は、「通過」することはできても「景色を楽しみながら走る」体験は車ならではです

おすすめの考え方

  • 絶景ドライブが目的
     → 自家用車・レンタカー
  • 山の雰囲気+のんびり滞在
     → 公共交通機関+アンデルマット拠点

今回のルートは、車があるからこそ成立する旅でしたが、公共交通機関を利用する場合は、ゆっくりと山の雰囲気を楽しむ旅を味わえます。

旅の目的地に併せてプランを組み替えてみてください。

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【関連記事】ヨーロッパ旅行に必須の交通比較サイトOmio!使い方&€10クーポン

まとめ|ゴッタルド周辺にはスイスらしい観光スポットがたくさんある

ゴッタルド周辺というと、移動の途中で通り過ぎる場所という印象を持つ方も多いかもしれません。

しかし実際に2日間かけて巡ってみると、時間を取って訪れるべきエリアだと感じました。

峠道を走るだけで絶景が続き、少し車を止めればアルプスの雄大な自然を間近に感じることができます。

落ち着いた雰囲気の中でスイスらしい風景をじっくり味わえるのが、ウーリ州とゴッタルド周辺の魅力です。

今回紹介したモデルルートは、無理に予定を詰め込まず、ゆっくりと回れるルートとなっています。
疲れを気にしないのであれば、日照時間の長い夏は1日で回ることも可能かもしれません。

スイス旅行というと、都市部や有名観光地を優先しがちですが、こうした山岳エリアで過ごす一日を旅程に加えてみるのもおすすめです。

短い日程でも、深く記憶に残る旅ができる。ゴッタルド周辺は、そんな体験ができる場所でした。

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